がんという病名はテレビなどで特集をされていたり、予防をするためには、などという記事を雑誌で見かけたことはありました。

しかし実際に身近な人で「がんになった」という時は「目の前が真っ暗」というよりこれからどうなるのかというのが現実的な考えになるものです。

「胃がんです」と言われた時というのはいろいろな質問をしたくなるものです。例えば「どのくらい進んでいるのか」、「あとどれくらい生きていられるのか」などです。実際告知をされたときは「胃がんがステージ3まで進んでいますよ」とお医者さんに言われました。実際がんというものにステージという分類があるのは知っていましたが、胃がんにおけるステージ3というのがどういうものなのかさっぱりわかりませんでした。

ステージには0期から4期まであり、ステージ3というのはその中でも転移をしている可能性は少ないものの、進行が速い場合はすぐにステージ3から4まで到達してしまうとのことでした。ステージ3は転移こそはないものの、がんがとても広い範囲で胃の中を侵しているとのこと。どのくらいの広さなのかは実際に胃カメラなどで検査をしないとわからないという事でした。

また、食事なども消化ができないことがあるとのことでなるべく柔らかいものを提供するとの説明を受けました。胃がんはしばしば胃潰瘍や胃炎と間違えることがあり、身体全体の検査をしてやっと確定をする、その中で胃がんのステージがわかるということも聞きました。

胃がんのステージ3における治療後5年間の生存率は55%という事でしたので、「もっと早く検査をしていれば」とも思いますが、手術でがんを摘出できるとのことでしたので、治療することで少しでも長生きしてほしいと思うのが正直な気持ちなのでしょう。

告知されたときに大切なのは「お医者さんと患者と周囲の人間がきちんと説明を受けること」、そして「検査の結果を受け止めること」なのだと思います。

胃がんに対する治療方法は薬物だけではなくそのステージに合ったものがあり、ステージ3の場合は手術の他、抗がん剤の投与や放射線治療といったものを組み合わせて行えるという説明をしていただき、お医者さんと本人、周りの人間で相談して治療ができるというお言葉をいただき、ステージ3の胃がんでも十分生きる望みを持てることを確信しました。

胃がんと年齢に関係はあるのか

私の兄はまだまだ働き盛りの40代です。

ある日兄の奥さんから電話があり、話を聞いたところによると、胃がん検診で「胃がんの恐れがある」という事を言われ、紹介状をもらいがんに詳しい病院で精密検査を受けた結果、かなり広い範囲で胃にがん細胞が存在しているという事がわかったそうです。

まだ幼い子どももいることでこれからどうなるのか、そしてなぜもっと早い年齢の時にわからなかったのか、と電話口で話していました。義姉はいつも明るい人なのですが、なぜ今がんになったのかわからないしとても不安であることをしきりに訴えていました。私にとっても大切な兄ですのでいろいろと調べてみることにしました。

確かに胃がんになる年齢は様々で、若い人ほど進行が早いとのことです。確かにスキルス性の胃がんは若年層によく起こるという事がネットで調べたり本を読んだりしてわかりました。しかし50代や60代の人もスキルスではない胃がんになるということもわかりました。

とにかくすべての年齢において胃がんになる人はいるという事です。また、胃がんの治療方法や余命など、今後のことを兄夫婦は悩んでいるとのことで、そのことについても調べてみました。

スキルス性胃がんの場合は年齢を問わず進行や転移が早いため、治療が大変で予後も良くないという事がわかりましたが、スキルス性ではなく転移していない状態であれば手術や抗がん剤といった治療で良くなることもあるとのことです。また、逆に体力のない50代から60代といったがん患者では、手術や抗がん剤、放射線治療といったものを無理に行うと、余計に体力がなくなってしまい、亡くなる率も高くなるという事でした。

ただし、加齢によって胃がんになる確率は高くなることがわかっており、また、喫煙や遺伝によって胃がんになりやすいこともあるらしく、環境的な要因に関する胃がんと年齢の関係はあるものの、まだ解明されていないこともあるというようです。

幸い兄は年齢の割に体力がある方なので、今後治療方法を組み合わせることで良くなるという事でした。治療の経過は血液検査を見ながら確認し、説明を受けながら必要な検査、投薬をするという方針が決まったらしく、肉親の一人としてほっとしました。