昔のお話ですが、過呼吸の発作を起こした身内を病院に連れて行った時に、ビニール袋を医師に渡されて、これを口と鼻につけて呼吸をしなさいと言われた事がありました。当時は過呼吸の応急措置としては正しかったのかもしれませんが、現代ではそれは禁止されている応急処置です。

過呼吸は二酸化炭素の量が足らなくなったために苦しいと思い込み、さらに呼吸をしてしまうという症状です。実はこの時の血中酸素濃度はそれほど下がっていないと考えられているのですが、もし昔の応急措置のように袋を口と鼻にあてると、酸素が急激に不足して酸欠になるのだそうです。

そのため間違った過呼吸の応急措置をとられた方が、酸欠の状態で亡くなるという事故なども多く発生しているのだそうです。そのため、現在では過呼吸の応急措置として袋などを口と鼻にあてるという方法は禁止されているのだそうです。では過呼吸の正しい応急措置はどうすればいいのでしょうか?

例えば救急指定されている病院では、1日に過呼吸が原因で運ばれてくる人の数が増えているのだそうですが、救急病院での応急措置は何もしないのだそうです。基本的には何もせずに呼吸を整えさせるという応急措置を取るそうです。もちろんそれだけが応急措置ではありません。

呼吸数が増えているという事は、本人がパニックになっている可能性が高いので、その興奮した状態を元に戻す必要があります。そのため応急措置として鎮静剤を飲ませるなどをして、パニックの状態を正常な状態に戻すという方法を取るそうです。

過呼吸の応急措置で重要な事は

過呼吸の発作が起きた時の応急措置として必要なのは、まずは呼吸数を減らす事が最も必要とされます。なので、発作を起こした患者さんを落ち着かせるような応急措置を取る必要があります。例えば理想的な呼吸になるようにカウントをしてあげるなどもいいでしょう。

ですが、過呼吸の発作を起こしている本人は、パニック状態になっているので簡単におさまるとは言えません。そこで呼吸をゆっくりとできるように誘導してあげるといいでしょう。決して間違った応急措置をとってはいけません。そのために過呼吸について勉強する必要があるでしょう。

本人は命の危険を感じてしまうために過呼吸になるので、命の危険が無いという事をしっかりと話して落ち着かせるのも応急措置としてはいいかもしれません。とにかく安心させてあげる事と呼吸数を減らしてあげるようにするしか方法は無いのです。

あとは余計な不安を煽るような事はしない事も重要です。過呼吸の原因はストレスなどが原因だったり、恐怖心からくるものが多いので、できるだけ気分が開放的になる広い場所で応急措置をしてもいいかもしれませんね。その後で病院などへ連れていってあげるのもいいでしょう。

ですが過呼吸の発作はいつどこでどのように現れるのかは本人にも予測がつきません。なのでもしも発作が起きた時のためにも、友人や一緒に行動する人が応急措置ができるようにお願いしておく事も必要なのかもしれません。