胃のむかつきや、何も食べていないにもかかわらず満腹感に襲われていたのでおかしいなとは思ったのですが、ある日突然耐え難い吐き気に襲われてトイレで嘔吐すると、それは嘔吐ではなく吐血だったのです。という話は胃潰瘍ではよく聞く話です。

実際に吐血をした事がある人はそれほど多くはないと思うのですが、病院で話を聞いてみると意外と多い事なのだそうです。というのも成人の多くは表立った症状が出ていないだけで、ほとんどの人が胃潰瘍を持っているのだそうです。

それを聞くとびっくりしてつい否定したくなりますが、小さな潰瘍を含めるとほぼ全員が胃潰瘍の経験を持っていると言っても過言ではないそうです。もちろんその中で吐血をする人はそれほど多くはないのかもしれませんが、胃の中で出血をする事は珍しくないのです。

どうして胃潰瘍で出血をしてしまうのか不思議に思う人もいるかもしれませんが、胃の壁に潰瘍ができた場合、できた場所が血管の上である事も当然あります。太い血管の上に潰瘍ができた場合、それが破れると大量に出血し、吐血することになってしまうわけです。

つまりたまたま胃潰瘍ができた場所が太い血管だったために吐血になったという事になります。胃潰瘍自体はそれほど心配する事は無いと言われていますが、放置しておくとほかの病気を誘発しかねないので注意した方がいいでしょう。

また、胃潰瘍はほかの病気の症状の一つであるという事もあるので、胃潰瘍で吐血をしたりした場合には、ほかの病気の事も考慮して検査を受けるといいかもしれません。

胃潰瘍で吐血があったら注意する事

胃潰瘍による吐血なら胃潰瘍を治療する事によって症状は改善されると思うのですが、問題なのはその胃潰瘍がほかの病気の症状である可能性が無いかです。中には大きな病気の症状のひとつとして胃潰瘍になっていたケースもあるからです。

もちろん胃潰瘍で吐血をするという事は、命にかかわる可能性があるほどの大出血である事があるので注意すべきです。それと吐血をするほどの出血をした事によって、ほかの臓器への負担を強いる事になるので、これがほかの臓器の病気の引き金になる事もあるのです。

例えば胃潰瘍で吐血をするくらい血管を傷つけたという事は、吐血したと同じくらいの量の血液が消化されたという事になります。実は私たちの消化器官というのは血液の消化には適していません。血液を消化するためにはとても大変だそうで、それが臓器への負担になるのだそうです。

もっとも負担を強いられるのは肝臓だと聞きました。なのでもしも肝臓にもともと疾患を抱えているのなら、胃潰瘍による吐血があった場合には肝臓などへの負担が大きいので、病院で早めに対処する必要が出てくるのだそうです。ちなみに肝炎の場合には致命的にダメージがあるそうです。

それと胃潰瘍による吐血には前兆と言える症状があります。これを知っておけば用心する事ができるかもしれません。まず吐血をする以前から出血をしている事が多いので、便がタールのような黒い便になります。次にお水を飲んだようにタプタプとした感じがします。

この症状が2~3日続くようであれば、胃潰瘍ではなくても胃の中で出血をしている可能性があるので病院に行くべきでしょう。吐血をする前にわかれば対処もできます。