人間は歳をとってくると、だんだん物忘れが激しくなってきたりしますが、いわゆる物忘れというのが単なる健忘症からくるものなのか、それとも認知症からくるものなのかの区別をつけるのはとても難しいと思った事はありませんか?

実はこの二つは同じような意味だと思ったら少し違う意味を持っているのです。例えば健忘症というのは物忘れのひどいものだという認識でいいと思います。一方認知症というのは脳が病気のために起こるもので、どんどん進行していってしまう病気の一つです。

若い人の中にも物忘れが激しいという方が増えているみたいですね。健忘症の始まりは脳を使わなくなってしまった事によるものが大きいと言われています。実はこれは脳を使う事で予防も治療もできますが、認知症というのは脳が萎縮してしまい記憶などが破壊されてしまう事を言います。

例えば健忘症というのは何か言おうと思っていたのに、横槍が入ったために何を言おうとしているのか忘れてしまった場合でも、たいていの場合はすぐに思い出したりする事ができますが、認知症の場合は一度忘れてしまったものを思い出す事が難しくなります。

簡単に言ってしまえば、健忘症は一時的に忘れているだけで他の事は覚えている状態で、認知症は朝何を食べたとかまで全て忘れてしまっている状態の事を言うのです。しかも現代の医学では完全に治りません。つまり簡単に言えば健忘症は治るけど認知症は治らない病気という事かもしれません。

健忘症と認知症の関係について

健忘症と認知症は違うものだという事は説明したのですが、では健忘症と認知症は全く関係が無いものなのでしょうか?これもちょっと疑問に思いませんか?病気というか、症状の名前と意味としては似ていて非なるものなのですが、実は関係が全くないとは言えません。

例えば健忘症を患っている患者さんが、その状態のまま認知症になるという話はよく耳にする事です。実は健忘症になっている方というのは、歳をとってくると認知症になる確率が非常に高くなるのだそうです。その理由はやはり脳の活動が低下している事によるものかもしれません。

でも言い換えれば健忘症を治療や予防をする事ができれば、将来的に認知症になる確率が低くなるという事になります。なので健忘症やひどい物忘れの場合には、できるだけ早く治療をするといいと思います。もちろん予防をする事も可能だと言われています。

例えば認知症を誘発しやすくなるという健忘症の予防をするためには、普段から脳の働きを活発にさせるのがいいと言います。例えば仕事でも自分で判断したり予定を立てたりする事も重要なのだそうです。人間の脳は使えば使う程活性化するので予防ができる事になります。

よく小説家は認知症にならないとかいいますよね。常に脳が何かを考えているからなのでしょう。つまり健忘症にもなりにくいという事になるわけです。健忘症を予防する事ができれば、認知症も予防できるという事になるのではないでしょうか?